2009年01月01日

適応策:2℃のラインを守れ、しかし4℃昇温に備えよ

 明けましておめでとうございます。

 ブログ『Transition Cluture』に、
9%, the Wizard of Oz and Sex
http://transitionculture.org/2008/12/10/9-degrees-the-wizard-of-oz-and-sex/
という記事がありました。本体の論旨も十分面白いんですが、そちらはおいておいて。

 そこで紹介されていたティンダールセンターのケビン・アンダーソンのプレゼンテーション(ppt版はこちら)を逐語訳してみました。
 以下にテキスト版を送ります。(逐語訳のpdf版はこちら、kevin-anderson-2J.pdf(その1)kevin-anderson-2J2.pdf(その2)
 (ティンダールセンターというのは、適応策についての共同研究をリードしているところなはずです。)

 果たしてこういう主張が国際交渉の中で取り入れられるものでしょうか?


・気候変動の枠組みの見直し−長期目標から排出経路への
Professor Kevin Anderson Director of the Tyndall’s Centre’s Energy Programme

・話の流れ
 1)危険な気候変動とは何だろうか?
 2)議論の枠組みの見直し - 累積排出量へ
 3)“バカ、エネルギー需要の問題だよ”
 4)航空と船舶輸送の役割は最重要
 5)挑戦に応える
… 英国の気候変動法?
 6)全世界の中でみると?

・危険な気候変動とは何だろうか?続きを読む
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2008年06月20日

正面から語ることを避けてきた適応策

地球温暖化影響・適応研究委員会報告書が環境省から発表されています。
「気候変動への賢い適応」の発表について
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9853

「悪影響とその(緩和のための)適応策」
 温室効果ガスの排出削減という「緩和」策と比べて、表題の通り、なかなか直視できなかったテーマですが、農業を初めとして、各地の取り組みなども始まっているかと思います。

 一つは、国際条約の中で、途上国に対する適応のための支援を行うことが重要になりつつあるという状況が、ポスト2012年の交渉の中で外圧として掛かってくることになるだろうと思います。

 国際社会の一員として、そして温暖化に対する責任を負う先進国の一員として、かつてない国際的な協力体制を確立することが国の意思として求められているということを語る必要がまずあるでしょう。

 報告書の中の一番最後の章に回されているのが
第8章 途上国分野
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=11635&hou_id=9853
ですが、一番先頭に持ってくるくらいの気配りがあってしかるべきではないでしょうか。
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2007年02月24日

子どもの精神衛生に悪い話

 英国のスコッツマン紙によると
Children losing sleep over global warming
http://news.scotsman.com/uk.cfm?id=289422007
子どもたちは地球温暖化で眠りを奪われる
ということです。

 7歳から11歳の子ども1150人にとったアンケートによると、半数がしばしば温暖化の結末を心配して眠れなくなると回答しているとのこと。イギリスの子どもたちだってひとごとではありませんが、日本の子どもたちはどうでしょうね。

 子どもたちは私たちスレてしまった大人と違って、未来のことを不安に思う度合いが大きいのでしょう。

 ほんとうは他にも多くの心配ごとをあなたの親たちは抱えていてあなたに知らせていないだけなのだから、あなたの心配を親に打ち明けて、互いに話し合ってね。続きを読む
posted by おぐおぐ at 09:03 | TrackBack(1) | 適応策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月07日

南太平洋の環境難民受け入れ論議

 ブッシュが燃え、論争も燃え広がるオーストラリア
の続きとも言えるでしょうか、オーストラリアでの議論を新聞記事から抜粋で紹介します。

Surging seas force islanders to pack their bags
 Ben Bohane記者はバヌアツのテグア島を訪れた。チーフ・ルーベンは子供時代の住居を放棄したことを語り、今では高潮と大潮が重なり年1回はロテウ村を襲うと語った。モントリオール気候会議でも代表がそう語った。この村の内陸部への移住と雨水集めの設備の資金をカナダ政府が南太平洋地域環境プログラムに対して拠出することを決めた。

Rising sea levels threaten Pacific islands
 オーストラリア野党労働党は今日、「環境難民」を受け入れる政策を発表する。以前政府は2050年までに温暖化により上昇する海面に飲み込まれるだろうツバルからの移住の依頼を拒否していた。労働党環境担当のALBANESE氏は、気候変動と戦う戦略の一環として、気候変動難民の問題にも対処しなければならないと語った。
 インタビュアーにバングラデシュからの難民受け入れの必要性を突っ込まれて、彼は太平洋の島国に対しては特別な責任をオーストラリアは負っていると答えた。新しい環境に適応するための準備も必要であり、難民受け入れは容易なことではないが、周りの問題を無視することはできないと語った。
Australia: Labor bid to accept climate change refugees
同上
 オーストラリアは特に他の環太平洋諸国と相談して正当な比率の環境難民の受け入れをすべきだ、と語った。続きを読む
posted by おぐおぐ at 16:52| 適応策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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