2008年08月30日

「脱温暖化2050プロジェクト」の検討結果をみてみましょう

 ジョージ・モンビオの「地球を冷ませ」ほど文学的にこなれてはいないだろうとは思いますが、日本の環境省の研究所他のチームが、表題の研究を行って、2050年に1990年比70%削減は可能だ、という提案を出していました。
(アニメ『隣のトトロ』にあったような)サツキとメイの社会に向かうのか、それとも高度技術開発優先の社会を突き詰めるのか、(どちらも同じマイナス70%は可能だということも示しながら)問いを投げかけていたと言う点で、意義が大きな研究だったと思います。

そのプロジェクトで、今年の5月に発表していた、「〜低炭素社会に向けた12の方策〜」という研究は、いわばセクター別クロスセクトラルアプローチで、ある種の対策がどんな部門にかかわりがあり、どれだけの削減が可能か、を示したものになっています。
 地球温暖化対策は総力戦であること、それにも関わらず対策が可能である各分野で対策を始めようという計画が進んでいないことを、このマトリックスは示しているのだと思います。

 複雑なことを単純に進める手はありません。あらゆる分野でまずは対策を進めるという意思決定を行うことが重要ですし、そのためにはお上にお任せの観客民主主義ではだめ、だということをこれらの項目が示しているのだと思います。

(原油高騰への緊急総合対策と言うのが昨日できましたが、お上にお任せしていちゃあ、どうしようもない、ということを明らかにした対策なのだと思います。) ちなみに
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低炭素社会に向けた12の方策(一覧)
1. 快適さを逃さない住まいとオフィス
2. トップランナー機器をレンタルする暮らし
3. 安心でおいしい旬産旬消型農業
4. 森林と共生できる暮らし
5. 人と地球に責任を持つ産業・ビジネス
6. 滑らかで無駄のないロジスティクス
7. 歩いて暮らせる街づくり
8. カーボンミニマム系統電力
9. 太陽と風の地産地消
10. 次世代エネルギー供給
11. 「見える化」で賢い選択
12. 低炭素社会の担い手づくり
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posted by おぐおぐ at 19:11| 温暖化の政治学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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