2008年06月14日

ご乱心!電事連会長

排出量取引でCO2削減「ほとんど幻想」 電事連会長
http://www.asahi.com/business/update/0614/TKY200806130347.html?ref=rss


 ”電気事業連合会の勝俣恒久会長(東京電力社長)は13日の会見で、「市場メカニズムだけで二酸化炭素(CO2)削減をなんて言うのはほとんど幻想に近い」と述べた。福田首相が、低炭素社会実現のために自ら示した包括提案に、市場メカニズムを利用する「排出量取引」を盛り込んだことへの批判とも受け取れる発言だ。”

 キャップ&トレードの排出量取引というのは、ある意味では、公害時代の実績のある直接規制「総量規制」と、その経済的な手法による緩和策であるトレード「排出枠の取引」の組み合わせです。
 「市場メカニズム」だけ、ではないし、「直接規制」だけでもないんですよねー。

「市場メカニズム」がいやなら、その代替案としては「トレードなしの直接規制」がやってきます。
 どっちがいいのか、分かってないから、「ご乱心」。


 ”排出量取引については、日本鉄鋼連盟も(1)海外からの排出枠の購入で資金が海外に流出し国益を損なう(2)国内の製造業が発展途上国に生産拠点を移すだけで、地球規模でみるとCO2の排出は逆に増える、と批判している。”

 という趣旨も書いていますが、それこそ関税を環境対策名目で働かせて、国外に出た日本企業からの輸入品に関税を掛けて規制すれば済む話です。
 安い石油時代の終焉=石油価格の天井知らずの高騰と共に、自由貿易の時代が終りを告げているからには、その時代に合わせた産業構造、貿易構造に変えていく必要があります。WTOのラウンドも一旦ご破算にして、新世界秩序が決まってきてから再交渉すべきでしょう。

●リンク
「世界の高齢者」編集者のブログ:原油価格が1バレル200ドルになると
http://d.hatena.ne.jp/wanbi/20080528#1211961123
 ”原油価格が200ドルになると輸送コストは増大し、過去30年続いた自由貿易の流れはストップする。
長さ12メートルのコンテナー1基を上海からアメリカヘ運べぱ、00年にはわずか2000ドルだった費用も1万5000ドルもかかる。”


posted by おぐおぐ at 09:47 | TrackBack(0) | 排出枠/排出権取引 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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