2008年03月30日

日本政府の試算は59兆円も丼勘定

 頭がクラクラしてきました。

どうしてテレビ局はどこも、この問題を報道していないんだろう。

 政府予算がこういう丼勘定であるなら、温暖化対策の積み上げなんぞ、なんの意味もないでしょう。言いたかないけど経済産業省の52兆円という取らぬ狸の皮算用は、国土交通省のこういう予算消化方式を見習っての試算であると言わざるを得ません。


 民主党の岡田克也議員の2月28日の衆議院予算委員会質疑より。

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○岡田委員 もう時間も余りありません。中期計画の補足資料をやろうと思ったんですが、時間がないので一つだけお聞きしたいと思います。
 この基幹ネットワークの整備、五十九兆円ベースで二十二兆円について、私はその内訳、根拠を問うたわけですけれども、結局返ってきたのは、十九年度の実績値を十倍して、それにコスト縮減分を減額して算定しているというのがこの資料の説明なんですね。つまり、内訳があるんじゃなくて、十九年度予算を単に十倍しただけだ、そして一定の削減をかけたと。これでは内訳を示したことにならないんですね。六十五兆を五十九兆にして六兆円減らしたことの、そのうちの基幹ネットワークの整備についての減額の理由というのは。結局、具体的な積み上げがあるんじゃなくて、単に十九年度掛ける十、こういう計算でそもそも基幹ネットワークのところをはじいていたということが、今回、明示的には初めて明らかになったんですが、ということは、やはり五十九兆も六十五兆もそういう形で計算しているということですか。具体的な内訳はないということですか。 
○冬柴国務大臣 基幹ネットワークの事業につきましては、その事業費が他の事業に比して非常に大きい、それで、都市、地方などで、実施する地域、あるいは土工、橋梁、トンネルなどの構造形式などによって単価も大きな差があるわけです。したがいまして、一律に単価を設定することは、事業量の誤差を大きくするおそれがあります。
  また、個別区間の整備方針につきましては、国幹会議の議を経るなどして今後決定するものでございまして、基幹ネットワークの整備の重点対策箇所数に当たる開通予定、延長を現時点で決定することは不相当でもございます。
  このため、通常の単価に計画対象箇所数を掛ける方法は採用せず、今後基幹ネットワーク整備の進捗状況、高規格幹線道路の点検結果を踏まえ、平成十九年度事業費を十倍した額を中期計画の額としたものでございます。
  以上でございます。

○岡田委員 結局、この基幹ネットワークの部分というのは、全体の三七%を占めるわけですね、六十五兆円ベースあるいは五十九兆円ベースのいずれにしても。その三七%を占める部分については、内訳があるんじゃなくて、単に十九年度の実績掛ける十だ、こういうことですから、これでは中期計画というのは、極めて単純といえば単純なんですが、十九年度の予算を十倍しただけだ、それが内訳だということになる。
  これじゃ中期計画にならないというふうに私は思いますが、いかがでしょうか。総理、どうですか。

○冬柴国務大臣 もう先ほど申し上げたとおりで、東京の例えば三環状をつくる場合の値段と、地方でつくる場合では、単価では何倍も違いますよ。そしてまた、トンネルあるいは長大橋等をつくらなければならないという部分の整備と、それから平たんな場所でつくる高速道路とでは、これも道路は違います。
 したがいまして、今回の、実績値を踏まえて、そしてそれをこれで掛け合わせたものが一応整備費の総額としてあるわけでございますけれども、では、それだけつくるかといったら、それは個々具体的にはその年その年の予算査定その他で決まっていくわけでございますから、これを求めたのは、きっちりとした十九年度の事業費というのは確定していますから、いろいろなところをつくっていますから、そういうものを十倍するということは合理的であると思います。

○岡田委員 具体的に、基幹ネットワークのここの部分をつくるんだということがあって、例えばAという路線、Bという路線、それぞれ幾らかかる、それを集積していくと全体で幾らになる、二十二兆になるというのが本来の中期計画であって、おっしゃるような単純に掛ける十であれば、別に十九年度をベースに十掛ける必要はないんですよね。その半分だっていいわけでしょう。
 だから、本当に必要なものがあるという前提で、それを積算していって二十二兆とか二十四兆の数字になるならわかりますけれども、そうじゃなくて単純に実績値掛ける十だというなら、それは極めて根拠に乏しいと判断せざるを得ないというふうに私は思います。
  より詳細なところは他の委員に譲りたいと思いますが、私は、この補足資料のでたらめさ、いいかげんさというものがこれだけでも明らかだということを申し上げておきたいと思います。
  終わります。
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posted by おぐおぐ at 15:49 | TrackBack(0) | 交通政策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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