2008年01月17日

騙された〜クッソー製紙会社め

 TBSの取材チームが日本製紙の内部告発メールを期に始めた調査で分かった、再生紙はがきの偽装(40%古紙混合との契約が実態は1%ほど)はショッキングでしたが、それに留まらず、古紙100%と表示されているコピー用紙が最大11〜59%程度しか古紙を混入していなかった、という衝撃的な事実が明らかになっています。

 エコ偽装、環境偽装という表現が出てきていますがほんとうにそうだと思います。
温暖化対策という観点からも、製紙業界は4大エネルギー消費産業でありながら、精一杯の対策を行っている、というアピールが、高い古紙の再利用率として示されていました。
ですが、古紙100%のコピー用紙なんて満足できる品質のものが作れないんだ、という告白を社長がしてしまうというと・・・。

 某武田教授のPETボトル批判と同じように、ほんとうに古紙のリサイクルが単なるムダであり、紙の消費量自体の大幅削減を目指すべきだったのではないか、と改めて検証しなおすべきでしょう。
 昔々JATAN(熱帯林行動ネットワーク)のスタッフをしていて、紙問題に少し少なからず首を突っ込んだ身としては・・・企業の言い分をもっと疑ってみるべきでした、甘ちゃんでした、スンマセン。
 製紙業界の統計全部が信用できなくなったように思ってしまいます。後日記:
 確か昨年は、製紙工場からの大気汚染防止協定違反が明らかになったばかりです。NOxなどの法律で求められている基準値を満たせないと分かったときに計測器の記録紙を取り外すなど悪質なデータ改ざんをやっていました。
そういう企業風土は製品にまで及んでいたわけですから、もう一段階先を読めば、「日本経団連が業界単位でやっている自主行動目標」、そう、産業界の最も重要な温暖化対策の目標自体も、業界各社がナアナアで誤魔化した数値を提出して業界全体で目標達成、としていましたなんて謝罪記者会見をする映像が、そのうち乗って来そうです。

 業界の自主行動計画だったら、そのような偽装をしていても全く法的に問題になるわけがありませんから、せめて政府と各企業の間の協定に差し替えてもらうというのが、過去実績に基づいた行動といえます。そうしなければ、実効のある温暖化対策を政府が取っているとは到底言えません。

 さてさて、この問題を奇禍として、一歩でも前進できないものでしょうか。

後々日記:
偽装問題に対応したグリーン購入法チェック体制に関する要望書
共同要望書 2008年1月22日
という、環境NGOs側の反応がありました。

山猫通信社さんのブログ「カメから学ぶ オトナのための環境術」でも別の団体の反応を紹介しています。
「その紙、原料は何ですか?」
http://www.actiblog.com/yamaneko/52408
環境大臣にグリーン購入法・基準の見直し案の撤回を求めます。
エコ偽装の徹底的真相究明とその上での基準の抜本的・総合的検討が必要です
−古紙配合率のみならず、フレッシュ(バージン)パルプでも「エコ偽装」の疑惑が−



ブログ意見集 by Good↑or Bad↓ ゴミ分別と資源リサイクル


posted by おぐおぐ at 11:46 | TrackBack(2) | 省エネルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

この記事へのトラックバック

偽装再生紙回収はエコ偽装の上塗り
Excerpt: 製紙大手、偽装品の回収を週明け本格化(日経) 古紙配合率を偽装した再生紙を製造・販売していた製紙大手各社は21日から顧客の求めに応じ、コピー用紙などの回収を本格化する。販売代理店などを通じて回収するコ..
Weblog: 佐藤秀の徒然\{?。?}/ワカリマシェン
Tracked: 2008-01-20 21:11

ブログ意見集: ゴミ分別と資源リサイクル by Good↑or Bad↓
Excerpt: 「ゴミ分別と資源リサイクル」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してくだ..
Weblog: ブログ意見集(投稿募集中)by Good↑or Bad↓
Tracked: 2008-01-25 18:01
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。