2007年11月17日

IPCCの第4次報告書がようやく完成しました

 IPCCの年次総会が先週スペイン、バレンシアで開かれ、IPCC第4次報告書の統合レポート(Synthesis Report)が採択されました。

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
第4次評価報告書統合報告書の公表について

 この中に日本語版の概要も書かれています。

 今年の2月2日の第一作業部会報告書の発表から始まり、ようやく第4次報告書の全体要約が完成しました。
 
(過去の関連記事)
 IPCC第四次報告書についての断片−10 years to save the planet
 日本の科学者よりのメッセージの形でIPCCの紹介が
 IPCC第二作業部会も報告書を公表
 IPCC第三作業部会報告の発表
 新聞各紙の社説
 IPCCAR4における排出削減経路の紹介


日本語版
第一作業部会の政策決定者向け要約
第ニ作業部会の政策決定者向け要約
第三作業部会の政策決定者向け要約


 国際政治交渉の場では、地球温暖化の事実関係に関して科学者からオーソライズされた最良の資料として、主にこの統合レポートの内容を使うことになるでしょう。
 12月にバリ島で行われるCOP13/COPMOP3で「ポスト2013」=「ポストキョウト」の交渉を開始し、2009年に国際交渉を完了する、というのが最速のスケジュールとなります。

 はたしてそれまで待っていられるでしょうか?異常気象の被害の顕れと、ピークオイル危機に伴う国際社会経済へのダメージが、交渉の土台を掘り崩すことも想定されます。
 ただ待っていることにはなんの意味があるのでしょう。コメント:
 このプロセスには何かが足りない、と思うのですが、まずはIPCCの報告書に対する「パブリックコメント」をみんなで作って公表してみるべきではないでしょうか。
 もちろんこれを受け入れてくれる機関があるわけではありませんが、ブログ界の存在意義はこういうところにあると思います。

 各作業部会報告書の政策決定者向け要約はもう日本語訳が作られていますし、今回の報告書もすぐに出来上がるでしょう。
12月のCOPMOPはスタートにしかすぎません、それが終わるのをただ待つのではなく、その頃をメドにみんなでIPCC第4次報告書に対するパブリックコメントを作って互いに公開し、リンクしあってみませんか?

 あ・な・た・に呼びかけておきます。

(ブログを持っていない人のためには、メールの形で受信することであらたに作ったブログ「IPCC第4次報告書にコメントしたい」に掲載していくことを想定しています)


posted by おぐおぐ at 23:35 | TrackBack(1) | 温暖化の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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これからの20年間にするべきこと
Excerpt: これからの20年間の地球温暖化への対応が将来の人類の運命を決めることになりそうで
Weblog: サステイナブルなもの -Something Sustainable-
Tracked: 2007-11-18 13:29
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