2007年09月30日

そして二人は一緒に笑った

気候のサインにも関わらず科学者たちは希望を持ち続ける
Scientists Hopeful Despite Climate Signs
http://ap.google.com/article/ALeqM5hQgBCb6lEVac4JPDJK_TRRWSGixQ
AP電よりほぼ全訳しておきます。

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 気候の科学者たちは、人類は気温を上昇させており、極地の氷床を溶かし海水を危険なレベルまで上昇させ、大量絶滅の引き金を引いていると言う。しかし、彼らはもっとも破滅的な結末は回避しうるしそうなるだろうと語る。

 マイケル・マンはこう言った。
「ときおり私達は自分があまり陰気なメッセージを送りすぎており、楽観する理由があることを十分伝えていないことを怖れている」、「私達は希望をもっている、あなた方もそうすべきだ」と笑う。
 ビクトリア大のアンドリュー・ウィーバーは「希望をなくしたら人生には他に何があるんだい?なくしちゃいけないよ。希望をなくすというのは止めるという事で、科学者は止めるのが嫌いなんだ」と語る。

 いつも地球温暖化についてもっとも厳しい予測をしているNASAのジェームズ・ハンセンは電子メールでこう答えた。「私は人々が何かしようと奮起するのではなくうつになるのにいつも驚かされる。気候を安定化させるのに遅すぎることなんてないんだ。」「私はあきらめようとはしていない。私には孫がいるから、希望をもっているんだ。」

 科学者たちは大衆は今、いかに問題がひどいかを理解していると語る。そのため科学者たちは、社会が時間に間に合うように盛り返すことに信頼を置いているのだ。
 アメリカ気候協会のボブ・コーレルは産業界ですら変化を進めようとしており、それは金になるため希望がもてるという。

 マンは、オゾン層破壊という地球規模の問題の悪化を食い止めることができた、20年前の9月に作られた国際協定のことを指摘し、同じことが地球温暖化でも起こるだろうと語った。

 世界が現在の増加する温室効果ガス排出率で排出し続ければ、今世紀末までに7度ほども昇温が予想されるが、排出を止めれば温暖化は1度で止められると、今年初めに国際専門家パネルは語っている。

 アル・ゴアはどうだろう?彼は希望を無くしたのだろうか?

 「いや、そんな贅沢はできないからね」と温暖化問題を政治課題に登場させるのに骨を折った前・副大統領は語った。「これは惑星規模の緊急事態なんだ。」

 「いんうつなデータを前に楽観主義になるのは驚くべきことではない」とホープ大学の心理学者、デビッドマイヤーズは語る。「人類は素晴らしく回復力があるんだ、気候の研究者たちがしていることをするためには、希望を持続できるだけの楽観主義が必要だし、懸念を続けるだけの現実主義が必要だ。」

 スタンフォード大のスティーブン・シュナイダーはガンと闘っており、そのことを問題描写にも使っている。
彼は、なにごとかは酷すぎるという思いに圧倒されないことが鍵だ、と語った。
2℃の昇温は悪いことだが、4,5℃ははるかにまずいことだ。

 シュナイダーの妻でスタンフォード大の生物学者であるテリー・ルートは、2002年にシュナイダーの闘病中の病室で座っていたときの出来事を思い出すという。
 ガン科の看護婦が入ってきて、彼女のしている仕事について聞いたのだ。
「地球温暖化で野生生物にどんな被害が出ているかを研究しているの」と彼女が答えると、毎日ガン患者を看取っているこの看護婦は「なんて陰鬱な仕事だこと」と答えた。

そして二人は一緒に笑った。

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posted by おぐおぐ at 15:30 | TrackBack(1) | 環境哲学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2007-09-30 19:22
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