2006年08月25日

異常気象の経験は人を動かすか

気候変動問題にかかわる欧米の科学者たちによる解説ブログ『real climate』より
New public opinion poll on global warming
http://www.realclimate.org/index.php/archives/2006/08/new-public-opinion-poll-on-global-warming/
という記事がありました。

 ここではゾグビー社による世論調査の結論を紹介して、以下のように分析しています。
”米国人の大半(70%)は地球温暖化が起こりつつあると感じており、同じく大半が過去2年間でよりそれを確信するようになったと言っている。”
”過去のハリケーンや熱波や干ばつといった異常気象に対して地球温暖化が主に、あるいはある程度影響を及ぼしていると考える人も同じく70%ほどいる。
では人々の異常気象経験には気候変動が起こっていることを確信させる力があるのだろうか。この問題に注目を払ってこなかった大衆にとってはおそらくそうなのだろう。”

 そして、人々の心の中での情報に対する感度が変わるのだろうと指摘しています。
 科学者の発信する情報は直接大衆の知識に働きかけることで確信させる効果は少なく、ジャーナリストや政治家への説得用である、とまとめています。

コメント:
 僕もそう思います。あとは、この世論調査の結果が米国の中間選挙でどのように反映されるのか、をウォッチしたいと思います。

そうそう、ハリケーンカトリーナからもうすぐ1年になります。ゾグビー社の発表はこちら。
Americans Link Hurricane Katrina and Heat Wave to Global Warming
http://www.zogby.com/news/ReadNews.dbm?ID=1161
Released: August 21, 2006
”Majorities of likely voters in both political parties favor requirements on industries to limit "greenhouse" emissions”
(米中間選挙前とあって、民主党、共和党の各政党支持者ごとに分析しています。)
 民主党支持層の81%、無党派層の73%そして共和党支持者の中でも61%が、主要産業が温室効果ガスの排出を削減するよう求められるべきだ、と答えており、米国内の温暖化対策への支持が地すべり的に広がっていると言えます。


関連記事:
Americans Warm to Reality of Climate Change
http://www.livescience.com/environment/060823_poll_katrina.html

Americans Link Hurricanes and Heat Wave to Climate Change
http://www.greenbiz.com/news/news_third.cfm?NewsID=33828


世論調査の依頼者、NWFのページ
http://www.nwf.org/


posted by おぐおぐ at 01:27| 異常気象 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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