2006年04月09日

経産省は炭素税反対の合唱の振り付け師

炭素税(名前は環境税)の導入を進めようとしている環境省と、産業界の守護神を自認している?経済産業省とのせめぎあいが国会の場で行われていることを、議員自らが貴重な証言をしていましたので一部を抜粋して紹介しておきます。

3月24日の衆議院環境委員会のビデオライブラリインターネット配信
http://www.shugiintv.go.jp/jp/wmpdyna.asx?deli_id=29810&media_type=wb〈=j&spkid=11769&time=00:08:16.4
より要旨のメモを取ったものを以下に紹介します。
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馬渡龍治(まわたりたつはる)議員(自民党)
…昨年、原油が高騰したときに、ガソリンの値段が当然上がりました。ところが消費が落ち込まなかったことを取上げて、環境税を導入してもこれと同じようなことで効果がないんじゃないかということを経済産業省の方から聞いたことがあるが、いまでもそういうお考えをお持ちなのか、簡潔にお願いいたします。

深野(経済産業省大臣官房審議官)
 環境税の件、まず私ども京都議定書の目標達成計画において排出量の削減をするためいろいろな施策が講じられております、をまず着実に実施していくことが大変重要であって、また計画でもきっちり評価するとなっています、まずこういったことを行った上でさらに目標達成のために何がもっとも効果的手段なのかということを十分検討を行っていくこと必要。
環境税は総合的に検討していくべき課題となっていますが、私どももそのように考えております。

馬渡
 ちょっと私の質問と答えずれたかと思う。原油が上がったり下がったりしたことによって、車を買い換えたりハイブリッドに買い替えたり排気量を下げたりということはなかなかしないと私は思うんですね。
さきほど申し上げたように、日本の国が環境先進国として世界にはっきりとアピールするためには、これを必ず達成しないといけない。排出量を最後にお金で取引してやるんじゃなくてちゃんとこの削減の方向でがんばっていく姿勢を見せる、そのためには国民一人一人に環境税は大切だと認識しています。
 そこでですね、これ2004年の11月4日の日に、これ質問じゃないです、私の意見だから聞いておいて下さい産業省の方。
 当時の製造局科学課?からメールが出ていって、環境税反対についての運動のお願いということで、中には選挙区の議員に工場の方から環境税反対の陳情を行うこと、と10日に、確か竹下政務官もその一員だったと思うけれども、増原代議士も一緒になって、若手の環境税を考える会を結成しようという動きがあったのを、私もそのとき記憶をしておるんですが、それに向けてこの、出ないでくれという陳情をしたということを聞いたことがあります。
 当時中川(経産)大臣はこれは適切じゃないということで厳に謹んでいかなければならないという発言をされて、これ翌年05年の2月15日の予算委員会の議事録に残っているんですけど。

実は私、小泉チルドレンといわれている新人議員です。で昨年の11月にですね、経団連との懇親会があるよっていって全員が呼ばれたことがあるんですよね。
ちょうど税調の前だったので私はすごい勘が働いて、あこれ環境税のことを言われるんじゃないかなと同僚に言ったことがあるんです。で呼ばれて、案の定環境税反対しています、ですから皆さんご理解下さい、という話がまず一つありました。
それから次の日に11月11日の日に、私名古屋へ帰りまして、ある大きな会社の副社長さんが会いたいといってそこに行ったそのときに、私どもは環境税に反対をしております、と、ですからぜひご協力下さいということをおっしゃった後に、例えばそのパーティなんかをなされた時にはご協力も申し上げますというようなその誘いがありました(周りの議員のエー、という声)。
私が実は11月14日に私の政経パーティを控えておったんですけど、そこは意地でもその券は頼まずに、私は環境税賛成でございますというはっきり言ったことがある(周りの議員からのパチパチという拍手)んですが、実はこれ何が言いたいかというと、実はこれからの産業というのは、環境保護の意識の高くてそして利益を上げていくことを車の両輪で企業というのは考えていかなければならないと思うんです。

 ですから環境税を入れると、例えば税金を転嫁できないとか、例えば国際競争社会で負けてしまうとか、空洞化がおきるとかいうような話というのは、私はものすごく近視眼的な見方じゃないかな、これから人類が長く生きていくためには土台である環境を守っていく、今、いろんな企業のパンフレットを見ると環境に対して取り組んでおりますという文言が入っています。ですから私は、今経済産業省の皆さんが、経済と環境の共生のために、いい環境税というものができないかな、と思っていただくところから、日本の国が環境先進国への第一歩を踏み出していくんじゃないかな、そのように思っているわけであります。
ところでこの環境税が効果がある、ないとかいう話ありましたのであるないでいいですから環境省の方、すでに実施をしている国で環境税を実施して効果があったかないかというのを教えて欲しい。

環境省田村総合政策局長
…一二、事例を、フィンランド、削減量98年時点で7%400万トン、ノルウェー99年、総排出量の2.3%そのような推計。

馬渡
 いまの答弁で効果があったという理解する。
 深野審議官、これまでいろいろあったけれども、これが将来的に日本の産業として支える、世界に活躍できる可能性あるもので、前向きにご協議いただけないかな。
月尾嘉男先生の本、いつも読んでいるんですけれども、この中に、拡大、…こそ発展である、…拡張ではなく撤退である、…このような言葉は過去には失敗を意味する言葉であったが、…もう少し人類が生存するためには必須であるというこのような哲学を構築することを要求されているのが現在である、という言葉を受けて、…もてる手段を総動員していく上で環境税が私の意見としては必要と思うんですが環境大臣?

小池大臣
京都議定書の期間は6%を90年と比べて削減しなければならない。現実を見ますと7.4%増加。
このためにはあらゆる政策手法を総動員して、国民企業も、実効ある成果をひろげていかなければならない、そのためには環境税有効な政策手段であるということはいえる。
環境税への理解は着実に歩みを進めているということだと思っていますし、より国民の皆様方、今日経産省のこと、関係省庁、産業界しっかりとご理解を得られるように、また日本のマータイさんと呼ばれる馬渡議員とともに地球温暖化に取り組んでいきたい。
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 まあ他愛のないやり取りの議論をしているように聞こえてしまうこの頃ですが、国会の偽メール事件が引き起こした国会議員へのモラル期待度の低下によるものでしょうか。

実際にはよくぞ言った、贈賄の申し出というすごいことを曝露しているのだと誉めてしかるべきことかもしれません。
 さて、経産省と産業界の意向にそって、炭素税反対の論陣を張っている国会議員は誰なんでしょうか? メモメモっと。


posted by おぐおぐ at 21:28| 炭素税/環境税 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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