2006年01月17日

本'The Revenge of Gaia' (ガイアの復讐)は2月2日、ペンギン社から発行

 あたたた、僕の45歳の誕生日ですがな、そんな殺生なプレゼントを欲しくない…。

英インディペンデント紙:Environment in crisis: 'We are past the point of no return'
”The world has already passed the point of no return for climate change, and civilisation as we know it is now unlikely to survive”
 ガイア仮説で有名なジェームズ・ラブロック博士は、本紙の記事の中で「気候変動は引き返せる地点を越えてしまった、私たちが知っている形の文明は生き残れそうにない」と語った。
 彼の新刊本'The Revenge of Gaia' (ガイアの復讐)は2月2日、ペンギン社から発行予定。

ラブロック本人の論説記事
James Lovelock: The Earth is about to catch a morbid fever that may last as long as 100,000 years
”Each nation must find the best use of its resources to sustain civilisation for as long as they can”

 ちょっと僕は状況を楽観視しすぎていたのでしょうか。
ラブロックのような有名人が、科学者としての名声(んなものない?)を賭けて大きく一歩踏み込んだ発言をするとは、ほんとに想定外でした。追記:
 一日置いた版では、環境NGOsの反応が同じインディペンデント紙に掲載されています。
Green campaigners support Lovelock for sparking fresh debate on global warming
 多くは同意しているというよりも何もしない場合のための警告だと言っていますが。

Tony Juniper: There is no reason to despair
地球の友UKの事務局長
”One thing is for sure: to give up the fight against climate change now would be utter madness. Time is short, but there is still time.”

Scotsman:Global warming: Is it too late to save our planet?
 ここでも数名の科学者とライターの反応が出ています。

後日記:
 特設のコメントをお書きいただくブログを姉妹ブログとして立ち上げました。
「ラブロックの温暖化手遅れ説についてあなたもコメントを」
そちらにコメントをお書きいただければと思います。

コメントをいただいています。

−−−
 ritaさん、コメントをありがとうございます。

 この黙示録的な予言の話は、普通の人には刺激が強いように思いますので、さらっと過去のログにしてしまうのも読んだ人の精神衛生上悪いのではないかと思い、議論のためのフォーラムを特設することにしました。
(というか、転載した関連MLなどでも反応が一つもないので、みんなそういう発言があったという事態を直視するのを嫌がっているのかな、という懸念もありますので。)
Posted by SGW at 2006-01-18 20:57:40

誕生日、勘違いしてごめんなさい。でも忘れちゃうよりいいか。

ラブロックがキレちゃったというか、こういうこという気持ちは分かります。
んで、彼がで言っていることで共感することもあります。(土地に投資するなら、極地が狙い目!だとか。冗談です)

ただ、もうだめだって絶望的に言われちゃうと、これまで動いてなかった人たち、さらに動かないだろうなあって。

こっちでも季節外れの大雨洪水、おまけにミニ竜巻き。
それでもクーラー使うの止めようって人、クルマにのるの止めようって人、あんまりいないようです。
大半は、「政府は何とかしろ」「原発も仕方ない」って。

そういうオプションはあり得ないって反核を貫いてきた西オーストラリアの州首相が突然の辞任。
表向きは鬱病ですが、ウラン採掘関係の鉱産会社の株価は辞任後30%以上もあがる。
ちょうど連邦政府(労働党も賛成)は中国へのウラン輸出を決めたところ。

頭がくらくらしてきます。
Posted by rita at 2006-01-18 07:54:43

 あ、はい、就任のお知らせのあった屋久島の星川さんの「インナーネットソース」はMLで昨日拝見しました。確かにすこしワクワクッという気になりました。

ちなみに誕生日は本の発行日の方です、紛らわしかったですね。

 僕も情勢判断は「ちょっと」楽観視していたというくらいでして、あえてそれを言い出したことの波及効果を考えれば、今の時点でよく言い出したなあ、全然考えていないのかなあ、という感想ですが。

なぜ私たちは温暖化を否認するのか(その3)
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/stopglobalwarming/832.html
が二つの考え方のせめぎ合いを紹介したものになっているかと思います。

−−−−
 (わらの犬)

 ではわれわれにはどんなオプションがあるだろう?

 未来のビジョンの一方は、生態学的な略奪や大量の飢餓そして絶え間のない戦争という、悪夢以上のものである。…

  (ティッピング・ポイント)

 しかし人類はアメやムチを予期して行動を変えることができる。
世界の宗教はこの原理に基づいて作られている。
 われわれは行動を変えることへの心理的な障壁を認識し立ち向かったときにだけ、ライフスタイルを大きく変えることができるだろう。
世界観の大きなシフトが中心課題であり、時間切れになりかねない。

 それでも社会的な群居本能がわれわれの救いとなるかもしれない。

−−−
 訳がおかしくて申し訳ありません。元文の意味の取り方が多分間違っているんでしょう。
Posted by SGW at 2006-01-18 05:40:22

お誕生日おめでとうございます。
ラブロックの最近の言説には危機感を感じます。
彼の読む状況も恐いんですが、だからどうしなければいけない、という解決策のほうも。
その一方で彼のガイア本を翻訳した星川淳がグリーンピースの事務局長に就任したという知らせ。
星川はラブロックの最近の言説、特に温暖化対策には原発をという意見には真っ向から反対しています。
星川の就任で環境に対する考え方の裾野がもう少し広がればいいなあ、なんて、すこし期待してます。
Posted by rita at 2006-01-18 02:02:46


posted by おぐおぐ at 16:56| 気候カタストロフィ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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