2005年09月12日

3.実験による確認は可能か?

科学の不確実性を踏まえた上での採るべき対策とは(その3)

3.実験による確認は可能か?

 ある程度の地球温暖化が起こることが100%確実だと言うためには、実物実験で証明する以外ありません。ですがその現実の結果は受け入れられず、またその後の回復は不可能ですから、不確実な科学における予測に基づいて事前にコースを変える対応をとろうとしているわけです。 「同じ地球規模の実験をしてみるのなら、すべての国が大幅なCO2の排出量削減を実際にまず10年くらい行ってみることにより、過去のCO2増加と温暖化のトレンドを変更できるかどうかを地球規模で一旦確かめることが最も理性的な対処方法である」と主張したいところですが、ただちにそうしようとすれば、あらゆる経済活動を縮小に向かわせることが必要になるため、少なくともこれまでのところはこの論理は通用していません。
 ここで、大幅削減を求める根拠としては、IPCC第3次報告書の中で、温暖化防止のために大気中濃度を安定化させるためには今世紀半ばまでに地球全体で50-70%といったCO2排出量の大幅削減が必要だとしていることが挙げられます。

その4へ続く
posted by おぐおぐ at 14:22| 温暖化の政治学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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