2005年09月12日

2.不確実な科学の現状で何を想定するべきか

科学の不確実性を踏まえた上での採るべき対策とは(その2)

2.不確実な科学の現状で何を想定するべきかは政治が判断すべきこと

 現在私たちは(好まざるにも関わらず)実物の地球を使った温暖化実験を先行して行っているのであり、どれほど気候モデルを改善しシミュレーションを積み重ねても、いわゆる科学的知見の蓄積だけでは気候モデルの不確実性を無くすことはできません。
ですから将来予測も不確実さを免れることはできません。 一般的な科学の確実性と不確実性の指標としてはオッズ20対1以下の確率が境目になりますが、この(95%以上確からしいという)判定を待つことにも危険があります。というのは、不確実性は過小評価と過大評価の両方向に間違っている可能性があり、過小評価という誤りを冒している危険性を無視することは致命的にもなりえるからです。

 現在温暖化で懸念されていることの中では、気候カタストロフィといわれる事象(「氷に刻まれた地球11万年の記憶」本の紹介 を参照のこと)は、近い将来に限れば起こりそうにない、5%以下の確からしさの事象だと言えるでしょう。
 ですが、本当に人類にとっての安全性を最優先する方針を取るのであれば、これらの気候カタストロフィを防ぐという視点を政治は無視することはできないでしょう。

後日記:
気候カタストロフィの例を他に3つ挙げておきます

世界の森林減少で加速する温暖化:2番目の懸念
2億5千万年前の大絶滅:3番目の懸念
南極にも異変が:4番目の恐怖

 その3へ続く
posted by おぐおぐ at 14:20| 温暖化の政治学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。