2005年07月11日

アスベストの話

もう20年ほども前のことになりますが、僕が入った大学の研究室は、いくつか太陽エネルギー利用の研究も含めた、伝熱工学関係の研究室でした。

大学の先生はその後数年で若いうちに肺がんで亡くなってしまいましたが、実験で断熱材によく使っていた石綿(今話題のアスベスト)が死因なんではなかろうかと思う次第です。当時からアスベストは安全な材料ではない、という注意人づてにされていましたが、安全性とか危機管理なんていうことは工学部の教育の中でどれだけ真剣に行われてきたのか、今にして思うとええかげんな受け取り方が続いていた学生だったのでしょう。

実際に自分で取り扱った記憶こそないものの、石綿というのは高温での伝熱実験に欠かせない断熱材だったので、埃まみれの実験室には粉塵が舞っていたことでしょう。

そういう現場でどう環境問題でリスクコミュニケーションをし、改善するのか、というようなオンザジョブトレーニングの場にすることになら存在意義はあったのかもしれませんが、単なる危険なアスベスト被曝をしただけという気になります。

本当に欠かせない材料だったのなら、今は実験にはどんな材料を使っているのか、ちょっと聞いてみたいところです。


posted by おぐおぐ at 12:41| その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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