2008年12月04日

パームオイル由来バイオ燃料は森林の破壊を正当化できない

 1年くらい前にも同じような研究が出ていたのを紹介したはずがどこだったか?分かりません。なので、再度紹介を。

 当たり前といえば当たり前な結論が、7カ国の研究者の合同研究で出てきました。
 元々の森林を、バイオ燃料開発の名目で伐採しても、その伐採時の排出をオフセットするためだけに75年以上も掛かるとのことですが、目の前の削減が急務状況ですので、パームオイルプランテーション開発は「温暖化対策ではない」ことがはっきりしました。
Biofuel Plantations On Tropical Forestlands Are Bad For The Climate And Biodiversity, Study Finds
http://www.sciencedaily.com/releases/2008/12/081201105657.htm

Clearing forests for biofuel hurts climate: study
http://www.reuters.com/article/environmentNews/idUSTRE4B04CA20081201?feedType=RSS&feedName=environmentNews
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"Keeping tropical rain forests intact is a better way to combat climate change than replacing them with biofuel plantations," according to scientists from seven nations writing in the journal Conservation Biology.

Millions of hectares of forest land in South East Asia has been converted to palm oil plantations to produce biofuels - seen as greener than fossil fuels because plants soak up greenhouse gases from the atmosphere as they grow.

But the study, released on the opening day of 187-nation talks on a new U.N. climate treaty in Poland, said it would take 75 years for carbon emissions saved from using biofuels to make up for carbon released into the atmosphere by burning down a forest to clear it for a biofuel plantation.

And the balance would only be achieved after more than 600 years if the habitat was carbon-rich peatland, it said. Planting biofuels on degraded grasslands, however, could lead to a net removal of carbon after only a decade.

"Sourcing biofuel feedstock from crops such as palm oil simply doesn't make environmental sense," said Emily Fitzherbert from the University of East Anglia, England, who was one of the authors.
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 すでに森林の失われた荒地に対してはプランテーションが10年程度以降は削減効果を持つ、という指摘は、しかし、ほかの名目での森林破壊を正当化させる抜け道として使われる恐れがあります。

 森林の減少・劣化対策(REDD)を次期のポスト2012の枠組みにどう組み込むか、はポズナニCOP14会合での大きな論点であるのでしょう。

日経:EU、森林破壊の抑制で国際目標提案へ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081129AT2M2800928112008.html
 途上国での森林減少を2030年までにゼロにするとのこと。
日本政府はこのような提案に対してどう反応するのでしょう???
今からでもオタオタしそうです。

REDDスキームのカテゴリー をご覧ください。
http://www.janjanblog.jp/user/stopglobalwarming/post2012/category_1235.html


posted by おぐおぐ at 04:20 | TrackBack(0) | バイオ燃料 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月01日

イベント案内12/19欧米の気候変動を巡る情勢と日本の課題

mlに流れていたものを転載しておきます。

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  〜G8の結果とその後の世界の動向〜
  MAKE the RULEキャンペーン企画
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 欧米の気候変動を巡る情勢と日本の課題

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 2009年末の気候変動に関する次期枠組みについての国際的な議論が進められる中、欧米先進国では、中長期を見越した国内の気候変動政策の導入などに大きく動き出しています。本セミナーでは、12月1日〜13日に開催されたポズナニ会合(COP14/CMP4)の簡単な報告を行った上で、主要先進国の最新の情報を共有し、そこに見られる共通点や違い、またトレンドを明らかにし、日本の課題について考えてみたいと思います。
 年の瀬のお忙しい時期とは思いますが、ぜひご参加くださいますようお願い申し上げます。

◆日時:2008年12月19日(金) 17:30〜20:30

◆場所:TKP虎ノ門ビジネスセンター カンファレンスルーム1E
   〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-12虎ノ門ビル
   アクセス:東京メトロ・虎ノ門駅徒歩1分、霞ヶ関駅徒歩2分
        都営三田線「内幸町駅」徒歩4分
   地図→ http://tkptora.net/access/index.shtml

◆資料代:一般1500円、気候ネットワーク会員500円
 セット販売資料:「気候変動に関する欧米の法制度(第2版)」:1000 円
         (参加者のみの価格。通常販売価格2000円)

◆プログラム案 ※予定は変更になる可能性がありますので予めご了解ください。

1.イギリスの気候変動法と政策的発展について 英国大使館(予定)
2.ドイツの気候変動に関連する法体系について 千葉恒久(日本環境法律家連盟・弁護士)
3.EUの気候変動・エネルギーパッケージを巡る最新情勢 新澤秀則(兵庫県立大学)
4.諸外国との比較による日本の課題 浅岡美恵(気候ネットワーク)

◆お申込み・お問合せ:気候ネットワーク
 千代田区麹町2-7-3半蔵門ウッドフィールド2F
 TEL:03-3263-9210、FAX:03-3263-9463
 E-mail:tokyoアットマークkikonet.org
 ※お申込みはE-mailかFAXにてお願いいたします。

◆当日は、MAKE the RULEキャンペーングッズ・2009年ツバルカレンダー(気候ネットワーク刊)などを販売します。

主催:気候ネットワーク
共催:MAKE the RULEキャンペーン


このセミナーは、独立行政法人環境保全再生機構地球環境基金の助成を受けて開催します。

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posted by おぐおぐ at 08:05 | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

表層海洋の入れ替りが律速段階でCO2は吸収されない?

インディペンデント紙:
Greenhouse gases will heat up planet 'for ever'温室効果ガスは「永久に」この星を加熱する
New study shows the effects of CO2 pollution will be felt for hundreds of thousands of years
http://www.independent.co.uk/environment/climate-change/greenhouse-gases-will-heat-up-planet-for-ever-1041642.html
という研究論文が発表されるそうです。
”But one of the main researchers – Professor David Archer of Chicago University – warns that "the climatic impacts of releasing fossil fuel carbon dioxide into the atmosphere will last longer than Stonehenge, longer than time capsules, far longer than the age of human civilisation so far. Ultimate recovery takes place on timescales of hundreds of thousands of years, a geologic longevity typically associated in public perceptions with nuclear waste."”

 量の違いが質の違いに転化するということでしょうか、海洋のCO2吸収が現在からがくっと下がるという形で現れるのでしょう。
まあ、これから科学論争が始まるのだとは思いますが。
posted by おぐおぐ at 07:56 | TrackBack(0) | 温暖化の科学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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